chuckのアロマライフ

手軽に、日常にアロマを。初心者にも簡単なアロマ活用方法をお伝えします。

身近にアロマセラピー【出産編】

最近オーガニックコスメブランドが続々と日本にも浸透してきていますよね。
名だたるオーガニックブランドの商品には、アロマセラピーの基本になる精油が含まれています。精油とは芳香植物(ハーブ)の根、葉、花、果皮などから抽出された100%天然のエキスです。


日本では明確な精油の基準がなく「雑貨」として取り扱われていますが、フランスでは精油を医師が薬として用いることもあるほど、多彩な薬理作用を持ちます。

日本でも少しづつではありますが、産婦人科や皮膚科など医療現場でも「メディカルアロマ」として取り入れされつつあります。実際に私の出産した産院でもイギリスのプロムナム社のアロマを使用したアロママッサージのサービスを取り入れておりました。アロマセラピー(芳香治療)は補完療法として優れた効果を発揮します。

 

出産では全心身を酷使しますので、産後は腰、脚をはじめあらゆる箇所が痛みますし、ホルモンバランスが大きく変動するので心や脳の緊張状態や気分の落ち込みも出てきます。そこで、私は特に背中と腰の筋肉のこわばりと妊娠中のための運動不足、血行不良からくるむくみが辛かったので背面を中心にラベンダーとゼラニウム精油を用いてマッサージをお願いしました。ラベンダーはラテン語のlavare(洗う)から分かるように言わずと知れた万能精油で筋肉や神経への鎮痛作用があります。また、皮膚に対しては新たな細胞の成長を促します。心に対しては精神の浄化や躁うつ状態を回復させる働きがあります。

 

⭐️ゼラニウムにはリンパ系を刺激する作用がありむくみに最適です。またホルモンバランスを整えることに適した精油のためPMSや更年期の症状が気になる方にもおススメの精油です。

 

このようにアロマセラピー(芳香治療)は補完療法として優れた効果を発揮します。産後の体の痛みも、鎮痛剤だけでなくアロマを使って緩和していくという考えに共感しました。退院後も体が回復するまでに2ヶ月はかかるといわれていますので、家庭での精油の使用で緩和できるといいですよね!

 

精油の小瓶さえあれば匂いをかぐだけでも薬理効果を得られますので手軽に日々に取り入れてみてください。